シバイヌ・エックス

ドラム、ギター、歌、文鳥、ベルギービール、柴犬、映画、ゲーム

いい資料ですね

仕事で先輩の作った資料をみた。
たぶん、久しぶりに目にしたと思う。

ギークよりの人で内容は濃いのだが、フォントが大きい、色相関が反対位置のものばかり、単純化と言って説明を省く…と、実に読みづらい資料を作る人だったのだが、一変して読みやすくスマートにまとまっていた。

何があったのか。


・フォントサイズが改善
ruby好きだからか、"これは高橋メソッドだ"と言っていただろうか。俺が思うに無節操に大きく、エッセンスのつかみ間違いに感じていた。しかし、今回は基本サイズを統一し、必要なところでそれなりに大きくすることでバランスを保っていた。pptxだったのだが、はみ出してもお構い無しの大文字一辺倒の手法ではなくなっていた。そういえばフォントも統一されていた。

・色相関が改善
テンプレートを使用して、アウトラインが統一されたことと、使われていたguiスクリーンショットの色も馴染んでいたので、反対色に目を取られることなくスムーズに目線を運べた。喧嘩しない色の効果を強く認識した。

・極端な単純化が改善
"まず作る"、"あとでブラッシュアップ"が常で虫食いな説明文を基本としていたが、その後の改変は全くなく、いつも自分用に書き足した版をつくったり、それを俺が追って公開していた。だが、今回はほぼ一息で理解ができた。読む側の視線や工程を意識したんだろう。紙背の意図を感じて恐れ入る。


いま思い出せることはこれだけ。だが、大きな変化だった。これは驚いた。手放しで褒めてしまった。今度、自分も意識してみようと思う。

むかし、"センスは意識している限り、生きている間は育つ"と言った知り合いがいた。

先輩は昔からまとめ方を気にしていた。
自他ともにセンスがないと言われていたおじさんでもこれで育つのだ。

改めて、進む先なんて自分次第だと思う。