ファブスペースと電子工作
10月の三連休ということで、なにをするか考えた。
最初はひたすらギターの回線をいじろうと思っていたが、電子/電気がわかる友人K+巻き添えの友人Aに”どこかで一緒に電子工作しないか?”と声をかけてみた。K氏は、工業系の学校を出ていて工作はお手の物。目で見てスキルを盗ませてほしいとお願いした。
秋葉原で待ち合わせをして、まずアイテンドーにいった。キットを買うためだ。
はじめてこういう店にはいったが、キットはすべて小袋で壁に並んでいて、出来上がり完成図などは一切ない。みるならばWEBで見たほうが完成図や基盤図がでていてラクだった。
K氏と話しながらキットを決める。今回はヘッドホンアンプにした。
※ちなみに、これは9VDCが必要だった。単体では動作しないです。
そのあと、今月で閉まってしまうときいていた「はんだづけカフェ」に向かった。
ここは業務用の機械もたくさんあるしいろいろ触るぞーと思っていた。
しかし、いってみたら満員だった。
予想外だった。年配の方がにこにこしながら工作していた。すごく楽しそう。
でも俺たちは入れなかった。
もってない機材とか、いろいろ試したかった・・・・どうしたらいいんだ。俺はもうほかにこういう店をしらない。・・・途方に暮れた刹那、スピード思考のK氏が代替案をくれた。
”ナノラボのスペースがあるはず”
K氏、A氏とMaker Fair にいったことがあるのだが、そこで出店してて秋葉原にスペースを出してるのを覚えてると。さすがすぎる。10分ほどでついた。
すごくよかった。時間貸しでスペースを使用できる。
比較対象がなくて申し訳ないが、工具がなんでもある。
ニッパもラジペンも。オシロスコープもあった。
これは手ぶらで行ってもだいじょうぶ。
3Dプリンタもあった。さわりてぇ。
ほかにもいろいろあったが、俺にはわからない 笑
もっと知っていこうと思う。
はいったときはなんだか、テストプロダクトを作っている人?がいたのか、工作用語と一緒に「WEBサーバが…Linuxが…」とかソフト用語も。ソフトのほうがわかるけど、ハード・ソフトが一体化できる現場とかオラわくわくすっぞということで工作スタート。
かってきたキットは広げるとこんなかんじ。
説明書はない。
そう、ないのだ。
基盤が説明書だしね。
そういうのが欲しい人はヨドバシカメラに行くべきなのだと学んだ。
わかっていても俺は対応できない。
しかし、K氏は完璧だった。
素人である俺とA氏を前に、空気を読んだ彼はいつもどおりやや早い口調で基盤を読み、パーツの置き方とハンダのつけ方を指示していった。記号やよくあるミス、トリビアを盛り込みながら軽妙に教えてくれる。すごい実力を感じる。しかも、ハンダ作業後に確認と修復をそつなくこなしてくれる。具体的に文章にできず申し訳ないのだが、たくさんのコツを立体的に指導してくれた。元同僚、飲み友達だがすごいやつだと見直した。
できあがりはこんなかんじ。
うちに帰ってからとったものだけど、ちゃんと動きました。
オペアンプってものがあるのを覚えました。
コンデンサとか部品を変えたりも今度考えてみようと思う。
もっと中身がわかってからだ。
ちなみに、ほんとはDC9Vの電源がいる。だけどアイテンド-さんにはなかったんです。現場でK氏が機転を利かして”電池とケーブルで乗り切るか、ジャンク屋で探すか選んで”ということで、この構成に。
終わってから三人でCraft Beer Tap Yodobashi Akibaで呑んで帰った。
カワイイ店員がいて窒息死するかと思った。
すごくいい一日だった。
どのお店もいいところなのでオススメです。