「年齢」
個人的な感覚の話しで、ぼやきです。
表現には「年齢」のようなものがあると思っている。
経験も関わるし、知識、プレイしてるジャンル、態度とか全部が関わってくる。
ロックよりはジャズ・ファンクとかのほうがこれは高く感じやすい気がする。でも、使いこなせていて達者でないと言葉遣いがませた子供みたいになって、ジャズ・ファンクでも稚拙に聞こえたりする。さらに、ロックでも同じフレーズを弾いてても大人に聞こえたり、豊かなトーンに聞こえたりする。そして、コピーよりはオリジナルのほうが「年齢」が外に出やすい気がする。
昔のレコーディングをきいて「この音でないわー もうこのかんじでないわー」も似たようなものかも。
そのかわり「年齢」が変わって違うことができてるはず。
この「年齢」みたいなのはジャンルや音色を固定してもにじみ出続けるものと思ってる。そしてこのあたりが成長しないといけないんだなと思う。
なんだか「質」ともいえそうだけど、自分は「年齢」が適当な表現かなと思ってる。
いい年のとり方をしたいよね。
PGM300のメンテ -トレモロユニットのバネ穴の補修
内容としては、題名のとおり。
いきさつ
実はもうひとつibanezを持っている。
古いPGM300だ。
白いボディはもう黄色くなっている。
友人から譲ってもらった。
当時、俺はギターの仕組みがよくわからないままボディ裏のバネを触ってねじ穴を壊した。
半泣きで楽器屋に持っていった。
直してくれた店員さんは「太いネジにしてみた。でも木が弱く不安定。レギュラ―弦しか張れないかんじ。もうバネ調整はしないで」
と言っていた覚えが。
当時は「どうせパートはドラムだしいいか」と思ってた。でも、最近はボロのままにしておけないと思い始めた。好きなものがボロボロとかいやじゃん。そこで補修できないか調べた。
破損箇所
ここ。
赤丸のネジ穴の周辺が脆かったのかネジ穴が壊れて抜けた。
とりあえず回して見たらなんとかならないのか、
やってみたらズルッと抜けた。
木屑がこぼれる。
すごく浅く刺さって均衡を保ってたみたいだ。
これは今のネジのままじゃ無理だ。
やれそうなこと
調べてみた選択肢は下記。
この中で太字を選択することにした。
- 自力でネジをさらに太いのに(その後、各部調整が必要)
- 自力でネジを更に長いのに(その後、各部調整が必要)
- 諦めて店舗で直してもらう(工数最小)
- 自力で埋める→ネジを差しなおすを行う(その後、各部調整が必要)
- 諦めて自分でトレモロ廃止で座繰りを埋める(工数最大)
- 諦めて修理に出してトレモロ廃止で座繰りを埋める(工数最小+仕様変更)
- 放置
選択理由
一番の理由はなるべく原型を残したかった。
もう一度触りなおしたいのだ。
そのほかは下記のようなことが理由。
- 仕様変更するほど俺はよくギターをわかってない。
※どこかで読んだがトレモロのバネをなくすと音がかわるそうで。
たしかに耳を澄ますと金属音がわかる。これのことだろう。 - 当時のリペア担当が適当だったかもしれない。
- いまは技術・道具・素材が進化してるはず。
- 前より俺がギターに興味がある。
実行あるのみ
ぐぐりまくった結果、なぜだったのか忘れたがこれを使うことに決意した。
使い方は穴に流し込むだけだったので簡単だった。
流し込んでからしばらくはおいておくだけ。
すごく簡単。
こういうとき、俺はたいてい不安。
できあがり
しかし、不安を他所にきれいにできあがった。
カッターで触ってみるといい感じにカタイ。
うまってるでしょ?
これはいける!とネジを上からさして固定してみたところ、パーフェクトなまでにがっちりと固まっている。
1000円かからないで直せてよかった。
ねじパテ恐るべし。
補足
あまり度胸も技術もいらなくてよかったとおもったが、このあと、ブリッジを付けて、チューニングがあうまでバネの長さ調節して、弦高調整して、オクターブピッチ調節して…と1日かかった。このあとが一番たいへんだったのだ。フローティング系はたいへんだね。各パーツを外す前に安定していたバネの長さや、ネジの長さをみておいたほうがいい。なにも記録しないでやったので、試行錯誤が長くてたいへんだった。いい経験になりました。。。
断線したシールドを直す
断線したシールドを数本に作り変えました。
※下記は俺の場合です。改造は自己責任。ご参考まで。
短いのが欲しくなった
いろいろ電気系を触っていたらシールドが長いのが邪魔に思えてきた。
机の上でつけたり取ったりしてるとケーブルが自重で机から落ちる。それを支えるのがたいへんめんどう。
そこで、だいぶ前に断線したままのシールドがあったので短いシールドとして作りなおすことにした。
まずは下調べ
チキンですから、まずググります。
すぐ作業方法は見つかった。
断線の例があるので自分のシールドを見てみる。
開けてみたらおなじだった(笑)
このあとシールドの長さってどこから測るのか調べた。ただの好奇心。でも見つからなかった。実測は面倒なので今回は適当にすることにした。
その後、モノラルフォンプラグを買ってこようとパーツショップへ。ストレートプラグを想定していたが興味がでてL型も買う。
ストレートプラグ付け替え
サクッといこう。
- 分解する。
- かしめ金具をとる。
- 断線箇所をハンダではずす。
- ハンダ吸収線で端子を掃除
- 皮膜をとる、よじる、予備ハンダ
←こんなかんじでした。
- ハンダづけ
- 導通テスト
こちらは意外とかんたんだった。
シールドくらいは自分で直せたほうが気分いいですね。
L字型プラグ付け替え
同じように進める。
…が、あけてびっくり形が違う。
(そりゃそうだ)
こいつはL字型というより名称があるみたいだが、下調べしてなかった。
店で聞けばよかった。
急いでぐぐるが、このプラグの付け方が見つからない。
暫くしてあきらめた。
どうせホットとコールドが肝だろう。
よくみればわかるはずだが、頭が疲れてきたのでヤマカンでこうしてみた。
(ハンダがイモです。おれ、限界でした。)
これもギターとアンプに接続してみたら鳴ったのでよしとする。
そのあと、残り半分もプラグを付け直しました。
できあがりはこんなかんじ。
短いケーブルの使い勝手は良好。
スタジオには長いのをもっていくけど座っていろいろ試すにはちょうどいい長さができました。
ピッキング向上
ここのところいろいろとギターを調整していたが結果、これでも音が埋もれる、納得いかないならばもはや手とフレーズの歌い方であると結論づけた。そこでピッキングを見直してみた。
フォーム
- 鏡をみながら
- 右手を上から見ながら(立・座)
※正面以外にも左右から見ると面白い
チェック内容
- 弦とピックの角度
- ひっかけてる深さ
- つまみ位置(深さ・指の形)
- 動かす箇所 (指先だけ〜手首)
- 音量 (小さくから)
- 音色 (ブリッジ・ミュート・ノンミュート)
- ピッキング位置(ブリッジとネック間)
- 他の指(ボディに添える、触らず握る)
フレーズ
- できない単音
- できないカッティング(ローコード、バレーコード全体/低音弦中心/高音弦中心
- スケール
※曲でも同じフレーズでもなんでもいい
実にいろいろなやり方があるなぁと思うが、個人的にはピックの握り方がわからない。
つまむっていってもいろいろつまみ方があるじゃない?いまは細かいフレーズ以外は別としてアタックがでて、それなりにコードと単音で握り変えが大きくない無難狙いな位置を中心にまとめてる。
追究は個人だろ?というかんじで基本は知らないが習いに行ったら違うんだろうね。
ちなみに、最近一番大きかったのはコレ。
- ピッキング位置(ブリッジとネック間)
自分は疲れるといつのまにかすごくネック寄りで弾いてるのに気がついた。これを意識的にブリッジにするように気をつけることにした。
ネック寄りにするとは張力が低いからかピッキングはややしやすい。音量もあげやすい。その代わり音が丸い。身体的にも体が開かないから自然だけどね。ドラムの基礎練習をフロアタムでやってるのにちかい。ボヨボヨするからか大きく揺らしたときのコントロールがやや難易度が上がる。
ブリッジのほうが張った音が出る。揺れが少ないし感触も硬いので細かく粒立ちよく弾ける。メタルのバッキングなんかはこちらかも。
これを使い分けるとメリハリがでていい。いい発見をした。
線材交換とスイッチポット交換、そしてスペクトラムアナライザで比較
前の記事で少し触れたけど、ギターの電気まわりを調べてると「買ったらまずは線材交換」という記事を見たことがある。
「線材交換?あほか、そんなもんやらん」と思ってた。
けど、いまの配線があまりにもぐちゃぐちゃなのでやりたくなった。友人によると俺のギターの出荷時のハンダはすでに良くないらしい。
俺だってうまくない…だが短くしたり整理はできる・・・だろう。
ていうか、よくみるとギチギチにはいってるから配線キレてる。
だめだこりゃ。
それと、ちょうどいいタイミングでBカーブのスイッチポットが手に入った。
前につけたAカーブはすこし感触がちがうのと、ポットのポールがガタガタで。今回のBカーブは、感触をみてから買った。よさそう出し交換したい。
やるなら両方やろう。
とりあえず、Bカーブのポットの実装から。
500K Bカーブだし前回と抵抗値は同じ。
特に困ることもなく移植は完了。
やっぱりBカーブのほうがしっくりくる。
次は、配線の長さの適正化と、キャビティ内の整理だ。
ギターの配線は短いほうがいいらしい(長いと信号が劣化するらしい)が、短くするのは俺には無理だろう。多少のメンテナンス性を残しつつ短くするぐらいか。
前の記事で思ったようにやるならBeldenだ。
SonicやProvidenceもいいなーと思ったがあまり売っていないのだ。
値段も遭遇率もお手頃。これでいこう。
ちなみに、 自分がよく寄る店には上のものはなくて。
黒と赤だけがあった。ひとつ300円と割高。でもエフェクター作るわけではないし黄・緑・青はいいやと購入。
触った感想としてはすごく固く、コシがある。
でも寄り線だから曲げられる。あと測ってないけどやや太めか?
固めにねじらないとスイッチポットのうらの端子にすんなりと入らない。
細いほうが素人には優しいね。
ていうか、太い線材ってどうやってとめるんだろう…
作業結果としては、ピックアップから来てる線以外はぜんぶ変更してみた。
すこし余裕ができました。
今回はワイヤストリッパーと熱収縮チューブも買ってきたので困ることはなかった。ピックアップからでてる線は被膜を剥くのに失敗すると心臓が毎回縮むじゃない?ピックアップにワイヤを付け直す作業はできないと思えるからで、前回はすごくつらかった。それに対してワイヤストリッパーはすごく便利。専用工具って最高。
特に初心者は買ったほうがいい。カッターで頑張る&失敗する心労より工具を買ったほうがいい。100均にもあるらしい。激しくお勧めする。
俺はたまたまこれを買いました。いいかんじ。
そして問題の音です。
きいたかんじでは「まとまった」気がする。
ほんの少しだけどね。
で、自分の耳は信じられない。
そこで「Blue Cat’s FreqAnalyst」っていうスペクトラムアナライザで記録をとってみました。
赤がBelden8503で青はElpaのコード。
同じ日に交換してない弦でEメジャーで同じフレーズを弾いてとってみました。
だいたいの特徴としては
- Belden8503のほうが、ローが減って、ミドルがほんのすこし増えてる。
- Belden8503のほうが、下調べどおり全体的に音量はダウン。
…ってかんじかな?
自分としては、持っているギターのモコモコさがさらに解消された。好みの結果でOK!配線交換っていいね!って思った。高い素材は調整されてるねぇ。
また、機会があれば別の配線も試してみたいなと思う。
ハンダで音が変わる?
先日の配線材で音が変わるから調べた。
ハンダでもかわるとは恐ろしい…
これは、もう最初から試す気がない。
理由は俺がハンダが下手くそだから。
きっといいものを使ってもこがしたり、いもハンダになるから駄目なんだよ。
やるならもっと後だと思う。
でも調べた(笑)
まず、またしてもこのサイト。
いい記事だ。
kestet44は音圧が落ちる?とかある。工業用より落ちる理由はなんでだろう。安いやつが帯域を増やしてくれるわけはないだろうからすごく疑問。ちなみにkesterはたくさんの種類を出してるみたい。もうこの時点で選びづらい。
オヤイデにもたくさんのハンダの記事があった。ラインナップが多いなぁ。
わかりやすい!ハンダ音質傾向 :オヤイデ電気オンラインショップ
果たして、音響用とはなんだろうか
gootではSn:Pb=6:4のものを言ってるみたい。
でも、仕様をみると電子工作用も同じだ。
違いは太さみたい。
使いやすさなのだろうか。
ちなみに、どこかでみたけど鉛が多いと融点が高いらしい。融点が高い→ハンダの電力がいる→時間がかかる→パーツ類に熱がかかる時間が増える→パーツの破損率があがるということだろう。俺みたいに下手な人には低いほうが良いということか。
それと「音響用には銀入りをつかう」ともきいたけどが、溶けにくいというご意見が。このサイトの方は詳しいし面白いので鵜呑みにしたいと思います。
さて、ひと区切り調べた気がする。
ふと手元のハンダをみると…
「goot 模型工作用はんだ」
気が付かなかった。
せめて音響用を買い直そうと思います。
配線材の交換?
最近よくみたワードで、なんのことかと調べた話です。
どうもリード線の交換の模様。何がどうして必要でどう変わるのかと思ってググってみた。自分的にまとめると…
■基準
・自己判断で
・主観で
・比較検証の結果で
・比較検証の途中で
■必要なとき
・イケてないハンダをつけ直したい
・イケてない配線回しを直したい
・イケてない配線の長さを直したい
・イケてない配線材を交換したい
・イケてない出音を変更したい
■期待できる効果
・メンテナンス性の向上
・長さや精度向上による電気効率の向上
・長さや精度向上による音質変化
(ノイズ低減、音色、ハイ落ち防止etc...)
自分としては、出音や配線に問題や不満がなければいらないかも。
いや、いりますよ。
不満というか希望ありあり。
少しでもより好みに近づきたい。
でも、何に変えたらいいのだろうと調べた。
なんでもいいから変えればいいのかと思ってたよ。アブないアブない。
調べたらいいページがあった。
これはいい比較。動画を見た感じ、違いはなんとなくわかる。でもそんなに大きい違いではなくきこえる。レコーディングでシビアに音作りをしてるときとかでないと気にしない気がする。だから実際にひいたときの手触り耳触り的な感触が満足いくほうが大事かもと思った。そうなるとやってみるしかない。けっきょくはコレ。
ていうか、俺のギターの半分はelpaのコードですよ(笑 因ってたぶん何に変えても効果はあるだろう。
ヨドバシ.com 朝日電器 ELPA エルパ PP-13NH 10芯コード2.5M
ちなみにググっていたら失敗談もみた。
多くは検証・調査不足が目立つと思う。
よくなるときく→交換→期待と違う→線材をもとに戻した or 戻せなくて諦めた…とか。
頼まれたクラフトマンもさぞやがっかりであろう。
よく、下のブログを見る。
この回では「美しい配線はいい」、「太く短く」とあった。あとは練習して技術をあげるてギターとともにいい音になればよいと俺は思う。うん、練習もしよう。
さて、幸い?なことに自分の線材はどこでも売ってる。もとに戻せる。これは怖いものなしだ。
最初の動画をもとにすると好みはBelden、Providence、オヤイデあたりか。買いやすいものがあればハンダの練習がてらやってみるのもありかも。
もちろん、やる前にCubaseで録音して自己満足しようと思う。